紅白の司会、有吉の“後釜”に急浮上する意外な「お笑い芸人」の名前 「ファミリーヒストリー」出演で好感度アップ
テコ入れは司会陣の刷新
B’zやTHE ALFEE、藤井風らの出演で盛り上がった昨年大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」。話題となった割には、視聴率が伸びず第1部が平均世帯29.0%、第2部が同32.7%という結果となった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。NHK局内では、今年の大みそか放送に向けて対策を練り始めているが、最大のテコ入れは司会陣の刷新だという。
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紅白が2部制になった1989年以降、第1部の平均世帯29.0%は、初めて30%を割った前年と同じく過去最低の数字に。第2部の同32.7%は、最低だった前回の31.9%から0.8ポイント上がったが、それでも“ブービー賞”という結果となった。
NHK担当記者がこう話す。
「第1部がまたしても30%という死守ラインを割ってしまったため、その責任論が局内で沸き起こっています。歌手別視聴率では意外にも大ベテランのロックユニット・B’zや7年ぶりの出場となった高橋真梨子(75)、フォークソングの大御所である南こうせつ(75)とイルカ(74)、41年ぶり2回目の出場を果たしたTHE ALFEEらの数字が好調だったのに全体の視聴率は伸び悩んでしまった。そこでやり玉に挙がっているのが司会者の顔ぶれです。昨年は同局の鈴木奈穂子アナウンサー(42)、3年連続となった橋本環奈(25)、初となった伊藤沙莉(30)が会場を盛り上げましたが、連続2回目の有吉弘行(50)に対する視聴者の評価が芳しくありません」
有吉と言えば、2023年の紅白で初司会に抜擢され、藤井フミヤが書き下ろした猿岩石時代の大ヒット曲「白い雲のように」を藤井と一緒に歌唱し会場を沸かせたのだが……。
「毒舌キャラや辛口トークで人気を得た有吉でしたが、紅白初司会の際は緊張している様子がアリアリと分かり、無難なトーク進行に専念していました。このため『有吉は生放送にむいていない』『収録番組でしかキャラが立たない』などの指摘が相次ぐ事態に。昨年大みそかの紅白はいくぶんリラックスしている様子でしたが、場を仕切っていたのは完全に橋本でした。有吉は弁の立つ橋本と伊藤に挟まれ、“相槌係”に徹するしかありませんでした」
SNSでは「有吉が出るなら紅白見ない」「紅白の有吉、違和感すごい」などの書き込みが目立った。紅白の歌手別視聴率ランキングをみると、上位にきているのは高齢出演者が中心だ。紅白を支えているのは50代から60代以上の視聴者と考えられ、有吉がこの層から支持を得られているかは疑問が残る。しかも、有吉は司会に専念するどころか他局の企画を本番中に実行し顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまった。
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