「おごりだと知ると高い日本酒を」「鉄道話に夢中で客人は…」 石破首相が頼る鉄オタ仲間の前原誠司氏、大連立の可能性は
「前原さんは筋金入り」
そもそも、はたから見れば意気投合しているかのように見える鉄オタ二人は、趣を異にするタイプらしい。
鉄道ライターの杉山淳一氏が解説する。
「大まかに分類するなら、石破さんは地方のローカル線も応援する『乗り鉄』で、東京と地元・鳥取を結んでいた寝台特急『出雲』に1000回は乗るなど、乗車自体を楽しむタイプ。一方の前原さんは、本格的な一眼レフで全国各地の蒸気機関車などを撮影する『撮り鉄』なんです」
石破氏はアイドルやミリタリー方面の趣味を持つが、前原氏は鉄道への入れ込み具合が違う。
「幼少期から鉄道撮影を始めた前原さんは、蒸気機関車が撮りたいから新婚旅行も北海道へ行ったという逸話の持ち主。写真が鉄道会社のカレンダーや、JRのオレンジカードセットの台紙などに採用されたこともあるそうで、筋金入りといえます」(同)
われこそが鉄オタ界では首相であるとの自負さえありそうな前原氏。いざ大連立に乗っかった場合、一体全体うまくいくのか。不安要素はまだある。
先のデスクによると、
「同じ維新の共同代表である大阪府の吉村洋文知事(49)は大連立を否定しました。維新の旧執行部も拒否反応を示すでしょうから、前原氏が突っ走ったとしても、最終的には彼に近い5人くらいの議員が流れるだけで、維新が分裂して終わるだけとみられています」
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