夫婦そろってピラティスへ 元おニャン子・新田恵利 一人だと「あれ今日はおひとりですか」と言われます

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春には二拠点生活へ

 熱海で中古の古民家を約500万円で購入。2017年の秋から「0円リフォーム」を目指し夫婦でDIYに取り組んでいたが、どうなったのか。

「それがですねえ、自分たちの力ではあまりに進行が遅いのと、我が家のワンちゃん(チワワの『蘭丸』君と『杏』ちゃん)が14~15歳になり、早くしないと一緒に過ごす時間がなくなる……と思って、大工さんにお願いしています。0円どころか、新築で建てたほうが安かったと大工さんに言われたけど、春にはどうにか二拠点生活になるかなあって」

 土地柄、熱海は温泉権利料金のほか月2万円程度の使用料を払えば、自宅で温泉を楽しむことができる。毎日、温泉につかりたいという夢が、いよいよ実現する日も近そうだ。

 老後の夢として、世界一周旅行に出るという構想はどうなったのか。

「世界情勢が変わり少し難しそうですので、様子を見ながら先に日本全国を回っても良いかなと今は考えています。総合的に言えば、穏やかに死んでいきたいです」

 

 今年はデビュー40周年。実はデビュー39年のアニバーサリーとして2024年3月に「THANK YOUライブ」と銘打ってコンサートをやっており、いまのところ今年の予定は白紙だが、「ファンの皆さまの声を聞いて、決めていくつもりです」という。デビュー当初からであれば、かれこれ40年もの付き合いになるファンとの関係も円熟味を感じさせる。

 芸能界も時代と共に変わり、介護職への転身組もいる。アイドルデュオ「Wink」の鈴木早智子は3年間、介護の現場で働いていたことを明かしている。最近では、介護士となった元タレントの岩佐真悠子さんが4年ぶりにイベントに出演して話題になった。

「皆さん凄いです。私は自ら進んで介護をはじめたわけではないので」というが、新田も客員教授の他に講演活動、地域を通じた活動に前向きだ。

「エンディングドレスのファッションショーとか、KAKO KAKO ノートの普及、介護の情報や体験などを発信していきたい。現在、教壇に立たせてもらえるのは芸能活動をしていることも大きいですよね、きっと」

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 第1回では、新田が大学の授業する様子を紹介している。

新田恵利
1968年、埼玉県ふじみ野市出身。1985年、「おニャン子クラブ」のメンバーとしてデビュー。1986年、「冬のオペラグラス」でソロデビュー。タレント、女優として活躍する。2023年から淑徳大学総合福祉学部の客員教授。

デイリー新潮編集部

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