「フジテレビはさらに危機に陥った」…「中居トラブル会見」で港社長が犯した「致命的な過ち」を専門家が指摘

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フジの不作為が問われる

「解毒の際は『反省』『後悔』『懺悔』『贖罪』のステップを踏んで行うべきです。自分がやったことを否定的に捉えて反省し、しっかり後悔し、懺悔をして、罪をあがなう(贖罪)という順番が大切です。先に贖罪をしたところで、懺悔がなければ相手は許してはくれません。訴訟社会のアメリカと違って日本には判官贔屓があるので、比較的許されやすい社会です。元ゴーストライターの新垣隆さんなんて、あれだけ叩かれたにもかかわらず、贖罪までの順番が正しかったから、今では人気者になったのです」(田中氏)

 危機を正しく受け止められなかったのが問題だという。

「アメリカではMe Too運動、日本でもジャニー喜多川氏の性加害問題があり、その中でこういう問題を危機として察知できなかったこと自体がフジテレビの問題です。今回の問題は、フジテレビに不作為があったかどうかが一番重要なところです。その視点を持って調査しなければいけないし、被害女性の訴えにやるべきことをやったのかどうかが問われると思います。そこをきちんと語らなければいけません。また、不作為があったかどうかが問われないような行動を取るべきでした。これから第三者委員会を立ち上げるわけですから、まさに危機“喚起”の記者会見と言わざるを得ません」(田中氏)

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デイリー新潮編集部

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