「21世紀には素晴らしいテクノロジーが人間を幸せにしてくれる」という予測は大ハズレ 空飛ぶクルマに睡眠学習…2025年になっても理想の世界は遠い(中川淳一郎)

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 2025年になりましたが、若干落胆している自分がいます。というのも、1973年に生まれた自分は少年時代から、21世紀は素晴らしいテクノロジーに溢れ、夢のような生活がもたらされる、といった論にさらされ続けてきたからです。

 いわく、車は空を飛んで渋滞がなくなる。「睡眠学習」のおかげで勉強する必要なんてなくなる。

 しかし、現実的に人の世はあまりに泥臭い。政治の世界では、自民党総裁選に出馬するに際して「推薦人20人が必要で、○○氏は議員会館から電話し続けた」「××氏は、協力を取り付けるべく、重鎮の△△氏と会食した」なんていうのが現実の光景です。...

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