中居トラブルで「緊急会見」フジ・港浩一社長の本当の評判 「とんねるず」と蜜月、「フジテレビの体質が体の芯まで染みついた人」
白羽の矢を立てたのは誰?
番組作りの辣腕ぶりはフジを去った後も発揮された。テレビ記者が後を引き取る。
「共同テレビはテレビ東京の『孤独のグルメ』をシーズン9まで続くヒット作に育て上げ、港さんの社長就任後に手がけたNHKのバラエティー『チコちゃんに叱られる!』も大人気。いまや“親会社”のフジテレビより勢いがありますよ」
そんな港氏に白羽の矢を立てたのが、およそ30年にわたって社長と会長を務め、いまも“フジテレビの天皇”と呼ばれる日枝久取締役相談役(84)だという。再びフジテレビ幹部の解説。
「港さんは金光社長の三つ年上なので、局内には“早期退職制度で中堅幹部をリストラし、社内の若返りを図った人事構想に反する”との反発もある。それでも日枝さんはかつての黄金時代の再来に懸けている。若手の間には“そんな発想をする時点で老害”との冷ややかな見方もありますが」
港氏についてよく知るさんまも、
「自身の深夜ラジオで“大変な時期なのよ、テレビ業界。そこで社長にならされるのは『え~』って感じやと思うねん”と、皮肉交じりに港氏を気遣っていましたね」(先のテレビ記者)
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本件を巡っては、フジテレビの幹部が、女性アナウンサーを、芸能人などとの接待の場に連れていっていたのではないか、との疑惑が報じられている。会見で港社長はこの件を否定したが、もし事実だとすれば、これはフジテレビの体質そのものということになり、上記の記事のように、「体の芯までフジテレビの体質が染みついた人」である港社長の対応が不十分なのは、納得できる話だ。
また、上記の記事で港社長のバックにいると指摘されている“フジテレビの天皇”日枝久取締役相談役も、本トラブルについての1月16日発売「週刊新潮」の取材に、「会長か、社長に聞いてよ」と逃げのコメントだ。
窮地に追い込まれたフジテレビ。港社長の下で、果たしてこの難局を乗り越えることが出来るのだろうか。
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