イオン?それともドンキになる?「西友」の行く末が、単なる売却話以上の意味をもつワケ

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 西友の株式の85%を保有しているアメリカの投資会社KKRが売却を検討したことで、イオン、ドンキ(PPIH)、九州のディスカウントストアのトライアルが買収に名乗りをあげていると報じられた。西友の消滅危機が意味することを、消費経済アナリストの渡辺広明氏が解説する。

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 筆者はバブル崩壊直後の1992年、ローソンの店長をしていた。東急田園都市線の市が尾駅の近くに住んでおり、数少ない休日の買い物は、駅近くの西友が生活の糧になっていた。...

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