中居正広「解決金9000万円」は庶民に換算するといくらくらいになるのか 可愛い「なかい」君と世間とのギャップ

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中居にとって9000万円は?

 一方で中居側にとって9000万円はどれくらいのウエイトなのだろうか。長者番付が最後に公示されたのは2005年のことで、中居の納税額は約1億9000万円。当時の税率から単純に逆算すれば推定年収は4億円弱だが、現在は10億円を超えるとの報道もあるようだ。

 騒動前まで中居が抱えていたテレビのレギュラー番組は5本。

・ザ!世界仰天ニュース(日本テレビ)火曜21:00~【2001年4月スタート】
・中居正広の金曜日のスマイルたちへ(TBS)金曜20:57~【2001年10月スタート】
・中居正広の土曜日な会(テレビ朝日)土曜11:30~【2019年4月スタート】
・だれかtoなかい(フジテレビ)日曜21:00~【2023年4月スタート】
・THE MC3(TBS)月曜21:00~【2024年10月スタート】

 それ以外に常時、CMの仕事もあった。

「中居は2005年以前も、そしてそれ以降もずっと超売れっ子として芸能界に君臨してきました。まだ『だれかtoなかい』が『まつもtoなかい』だった頃に貯金について、“していないが一生懸命使っているもののお金は増えていくばかり”などと語っていました。10億円は言い過ぎだとしても現在も5億円程度の年収をキープしているのではないかと見られています」(先のデスク)

中居にとっての9000万円は庶民には?

 仮に中居の年収が5億円レベルで推移していたとして、この金額は給与所得者の平均の約100倍に相当する。したがって中居にとっての9000万円は給与所得者にとって90万円ということになる。庶民にとって決して安くはないが、芸能活動継続のため、あるいは身柄拘束などを避けるためと考えれば、べらぼうに高いということにはならないだろう。

「中居はその他に都内一等地に複数の不動産を所有していますし、それらは軒並み高騰しています。総資産として50億円は軽く超えているのではないでしょうか」(同)

 となると法外の解決金を受け入れること自体は、中居側に高いハードルはなかったのかもしれない。が、そのことはそのまま被害者の処罰感情という点においては、プラスと働かない可能性は高い。自分は一生を台無しにしたのに、相手は……と受け止めてもおかしくないからだ。

 もともとの設定だから仕方がないのだが、中居がコメントを発表した自身のサイト「のんびりなかい」は今なおアイドルチックというかメルヘンチックというか、2頭身の可愛い「なかい」君が画面上にあふれている。彼と世間のギャップはかなり大きいのかもしれない。

デイリー新潮編集部

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