「玉木首相」誕生となるメインシナリオはどのようなものか
首相になれるタイミングがあるなら
「国民民主の立場からすれば、先の衆院選後からこの通常国会での“政策実現度”をアピールして野党として参院選をたたかって衆院同様に勢力を一気に拡大したいとの思いが基本的にあるでしょう。ただ、玉木氏自身、閣僚ではなく首相になれるタイミングがあるならそれを逃したくないはず。普通に党勢を拡大して単独与党を目指すのは時間がかかりすぎるか可能性はほぼありませんから。自公が都議選や参院選前にそういった打診をしてくる可能性もゼロではないでしょう」(同)
世論はそれをどう受け止めるのかはまた別の話だが、そのまま国民民主が野党として参院選をたたかった場合はどうなるか。
「仮に自公が過半数割れに追い込まれても、すでに衆院で過半数割れの状況なので、“悪い状況がさらに悪くなった”というレベルの話です。もちろん自公にとって良い話ではありませんが、即政権交代ということではありません。立憲民主ではなく自公を中心とした政権を継続させるために必要なら国民民主に連立入りを打診し、交渉次第では“玉木首相”を受け入れる可能性も出てくるでしょうね」(同)
永田町は激動の2025年になりそうだ。
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