元千代大海の九重親方を有名タニマチが実名告発「一緒に闇カジノに通ったし、私が主催していた高レート麻雀の常連メンバーだった」

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一晩で200~300万円くらいのカネが動いた

 その代わりに始めたのが「マンション麻雀」だった。遠藤氏は当時、会社の隣に所有していたマンション最上階に麻雀ルームを持っていた。

「彼が一番の常連でよく相撲取りを連れてきた。3人麻雀で一ゲーム30万円、一晩で200~300万円くらいのカネが動くレートです。ただ大海が負けた時、私はいつも負けてやった。50万だったら30万でいいぞって」

 15年前、野球賭博問題の最中「週刊新潮」は4週にわたり、九重親方の闇カジノ通い疑惑を報道した。あの時、九重親方は最後まで「行ったことはない」とシラを切り調査から逃げ切った。だが、遠藤氏によれば違法賭博にどっぷり浸かっていたのである。

「オレたちカネだけの関係じゃなかったろう」

 遠藤氏は01年頃から数年間で数回にわたって九重親方に約1億円貸付けたと語る。07年頃に付き合いが途絶えてしまったが、3500万円が未返済のままだとも打ち明けた。だが「カネのことはどうでもいい」と語る。

「今更返してきたって突き返します。彼に言いたいのは、オレたちカネだけの関係じゃなかったろうということ。彼のためになると思って録画した、ドラマ『スクールウォーズ』のモデルとなった高校ラグビー部のドキュメンタリーを見せたこともある。それを見て感極まった彼は泣きながら『優勝します』と誓っていた。私は心底彼を可愛がり、物心両面から支えていたつもりだった。周囲から私との付き合いを避けるよう言われたのかもしれないけど、だったら事情を話して詫びの電話一本くらい寄越すのが筋でしょう。そもそも、カネを借りたまま逃げ続けるなんて人としてあり得ない」

 週刊新潮は日本相撲協会を通して九重親方に質問状を送ったが、九重親方からの返答はなかった。

 さらに遠藤氏は、九重親方と一時結婚間近と言われていた元グラドル・川村ひかるとの「交際秘話」を明かした。九重親方は川村との交際が発覚して“ある問題”が生じた時、遠藤氏に隠蔽工作まで依頼していた。また金を借りる際、「絶対に他人に預けてはいけない書類」を担保に入れていたと証言した。

 1月16日発売の「週刊新潮」では、遠藤氏の告発の続きを3ページにわたって特集している。

「週刊新潮」2025年1月23日号

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週刊新潮 2025年1月23日号掲載

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