元千代大海の九重親方を有名タニマチが実名告発「一緒に闇カジノに通ったし、私が主催していた高レート麻雀の常連メンバーだった」
2022年に役員待遇委員に抜擢されるなど、日本相撲協会で将来の理事長候補とも目される元大関・千代大海の九重親方(48)。そのタニマチとして知られていた有名社長が、九重親方の過去の“違法ギャンブル通い”を「週刊新潮」に実名告発した。15年前に角界で「野球賭博問題」が持ち上がった時、九重親方は違法賭博への関与を一貫して否定していたが、社長は「真っ赤な嘘です」と言うのである。
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告発した「有名タニマチ」は細川ふみえの元夫
「もう還暦を過ぎました。古い友への怒りを引きずったまま人生を送るのはつらい。“アニキ、すまなかった”。彼からこんな電話一本あれば “過ぎたことは気にするな”と全て水に流すつもりでした。しかし、約15年間待てど暮らせどそんな話は一切来なかった」
こう語るのは、静岡県熱海市で不動産業を営む遠藤久人氏(61)である。その名を知らない人でも元グラビアアイドル・細川ふみえ(53)の元夫と聞けば、ピンと来る人は多いのではないか。
遠藤氏はかつて不動産業界の風雲児といわれた人物だった。ライオンズマンションで知られる「大京」のトップセールスマンを経て、1996年に「京和建物」を創業。10年ほどで売上100億円を超える大企業の社長に成り上がった。
細川と結婚式を挙げ芸能マスコミを騒がせた2007年が絶頂期。同年、細川と共に訪れていたサイパンで暴行事件を起こして逮捕された(翌年、無罪が確定)ところから人生の歯車が狂い出す。直後に暴力団関係者との「黒い交際」も発覚し信用不安を起こした会社は09年に倒産。細川とも離婚を余儀なくされ、表舞台から姿を消した。
「アニキ、めくりたくなってきました」と誘われ…
あれから15年。現在は熱海に根を張り、一から起こした不動産会社を社員十数名を抱えるまでに成長させ、復活を遂げている。
「最近困っているのは、私が『地面師』の一味だとネットでデタラメを書かれていること。過去に反社と呼ばれる人達と付き合いがあったのは事実ですが、内田マイクなんて会ったことも見たこともありません」
遠藤氏は不義理を重ね続ける九重親方に愛想を尽かし、「もう耐えられない」と週刊新潮の取材を受けるに至ったのである。まず打ち明けたのは「闇カジノ通い」。遠藤氏が九重親方と知り合った2001年頃の話である。
「アイツは博打が大の好物。『アニキ、(トランプを)めくりたくなってきました』とよく誘ってきた。私も好きだったので『じゃあ行くか』って渋谷の道頓堀劇場の裏あたりに当時あった闇カジノに2、3回連れて行った。私がその店のバカラ大会で優勝して300万の賞金を獲得したことは彼も覚えているはず。『お前も取っておけ』と20~30万円渡しましたから」
港区にあった闇カジノにも2、3回一緒に行ったと証言する。
「ある晩、そこから『アニキ、助けてください』と電話をかけてきたことがあった。負けがこんで泣きついてきたんです。車を飛ばして駆けつけてやりましたよ。チップを貸してやって、そのまま一晩2人で遊びました。ただある時から『闇カジノはもうやめよう』と言った。お互いバレたらヤバい立場だったから」
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