暴露があれば「対応が必要」「振り回された記憶が」 小室佳代さん「初の自伝エッセイ」に宮内庁内であがっている評判
秋篠宮さまと小室母子の面談
秋篠宮さまは2018年11月の誕生日会見で、《やはり多くの人がそのこと(2人の結婚)を納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません》と述べられているが、同書ではこの発言の7カ月前の段階で秋篠宮さまから江森氏が、そういった発言をすでに聞いていたと記されている。
「宮邸で圭さんと直接会って、金銭トラブルの解決や国民への説明を求められた、それは1度や2度ではなく、佳代さんが同席することもあったということでした。が、トラブルの解決や国民への説明がなされることなく時間が経過し、その年の8月に圭さんは渡米し、ニューヨークのロースクールで弁護士資格を取得するために学び始めました」(同)
憲法は婚姻について「両性の合意のみに基づいて」成立すると定めている。皇族だからといって結婚相手が母親の金銭トラブルを解決しなければ婚姻は認められないといったことはないだろう。秋篠宮さまも会見で憲法の条文を引き合いに出したうえで「結婚を認める」旨の発言をされていたが、実際には小室家や圭さんに対してハードルを設定されていたフシが伺えた。
肩書は「現在米国在住の小室さんの母」
圭さんが金銭トラブルについて「解決済みの事柄と理解していた」と説明する文書を公表したのは2019年1月のことだった。
「文書を公表したものの金銭トラブルはなかなか解決せず、最終的に元婚約者が圭さんから解決金を受け取ることで解決に至りました。2人の結婚発表(2021年10月)の直後です。結婚会見では、圭さんが計画していた留学を前倒しして海外に拠点を作ることや元婚約者への対応の中身について眞子さんは自分自身が求めたことだと明かしました。総括すると、秋篠宮さまが求められていた国民への説明がタイミングを逸し、結婚に対する国民の理解が深まらなかったと言えるでしょう。そのため皇籍離脱の際に支払われる一時金を眞子さんが辞退し、納采の儀も行われず……と異例の形を余儀なくされたということになります」(同)
この一連の経緯から秋篠宮家に対しては厳しい意見が多く寄せられるようになったのは周知の事実である。
では、今回の佳代さんのエッセイに話を戻そう。
宮内庁内での現時点での評価は
「佳代さんの肩書として『現在米国在住の小室さんの母』とあります。公開されているカバーにわざわざ『小室圭さんの母』とまで謳っていますので、少なくとも圭さんには事前に伝えていることでしょう。圭さんが眞子さんに伝えないはずはないので同様に出版の事実を知ってはいるとは思いますが、賛否については聞いていません」(同)
宮内庁内での現時点での評価はどういったものなのだろうか。
「“寝耳に水。なぜこの時期なのか”という声もありますが、“表現の自由だし、これまで本人がちゃんとしゃべったモノは何もなく、色々と言われてきたことに対してある意味で反論をしたいということなのかもしれない”といった冷静な声も聞こえてきました。一方で、“佳代さんの半生はともかく、婚約から結婚に至るまでの経緯に関して何らかの暴露があるようなら対応が必要になってくる”という指摘もありましたね。そういったことを踏まえてか、“言葉は悪いが小室家には振り回されたという思いが強い。またそれが繰り返されるのかと思うと憂鬱になる”など厳しい声もありましたね。秋篠宮さまに事前に情報が伝達されているかどうかについては確認が取れていません」(同)
タイトルのイメージ通りの無難で心温まるエッセイになっているのを一番願っているのは宮内庁の職員かもしれない。「あたらしい日」は誰にとっても良い日となるか。
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