開幕が4月に迫った関西万博に「堺屋太一さん」は何を思う? “新作”時代小説で描かれた「前売り券」を完売させる“秘策”

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「万博の父」は関西万博をどう思う?

 大阪・関西万博、通称〈EXPO2025〉の開会が、いよいよ4月13日に迫ってきた。1970年の〈EXPO70〉以来、2回目の大阪万博だ。だが、昨年11月末時点での前売券の販売状況は、約737万枚。目標(1400万枚)の半分である。しかも参加国撤退が相次いでいる。昨年11月には、ギリシャが撤退を表明した。これで8カ国目だ。

 この状況を見て、もしこのひとが生きていたら、なんと言っただろう――作家で、経済企画庁(現:内閣府)長官もつとめた“万博の父”、堺屋太一さん(1935~2019)である。...

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