「いてもいなくても視聴率は変わらない」…レギュラー5番組が一斉に「中居カット」に踏み切った納得の理由

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中居がいなくても

「番組終盤に『カルロス・ゴーン被告国外逃亡の真実』というVTRが流れましたが、実はあれ、数年前に『仰天ニュース』で放送したものだそうです。ゴーンの逃亡劇をドラマ仕立てで放送して好評だったものに、昨年末のホンダと日産の統合に関するコメントを交えて、いかにも新作のように見せて乗り切ったそうです。ですから、このVTRにはスタジオのパネラーたちもワイプで登場することはありませんでした」

 ない袖は振れないということか。

「それでもこの日の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同))は世帯12・0%、個人7・4%と、昨年、最後に放送された12月3日放送分より3・7ポイントもアップしたのです」

 中居がいないほうがいいということか。

「まあ、中居の出演シーンを全カットで放送することが報じられましたから、興味本位で見た視聴者もいたのかもしれません。年末に放送された『ナカイの窓』の視聴率は世帯5・6%、個人3・2%でしたから、少なくとも彼がいなくても数字が落ちないことはわかりました。他局が番組の差し替えに踏み切ったのは、それも理由の一つだと思います。もちろん、スポンサーの問題が最大の要因です。『仰天ニュース』は中居が全カットにもかかわらず、ACジャパンの広告に差し替えられたところがありましたから」

 スポンサーあっての民放である。

「ようやく中居が釈明の声明を出しましたが、それを受けた上でテレ朝は、当面の間、彼のレギュラー番組の放送を休止すると発表し、TBSは事実関係を確認中としました。他も同様だと思います。彼を出演させるためにスポンサーに頭を下げて説明するなんて面倒なことは誰もやりたがりません。これまで後ろ盾になってくれた旧ジャニーズ事務所を2022年に退所した中居は、個人事務所となって守ってくれる人も身内だけ。もはやテレビでの復活はないと思います。まさに一寸先は闇を痛感した『仰天ニュース』だったと思います」

デイリー新潮編集部

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