「美女と野獣」の結婚と言われて30年…小倉久寛、元宝塚の妻と夫婦円満の秘訣「アタックの時は必死でした」

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三宅裕司とコントライブ

 今年2月に、三宅裕司とともに生誕70年を祝うコントライブを行う俳優でタレントの小倉久寛(70)。ライブでは初のツッコミにも挑戦するというが、これまで45年間、第一線で活躍を続けられる理由は何なのか。「支えてくれている」という妻についても聞いた。(前後編の後編)

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――70歳を迎えた今、体力の衰えは感じますか。

 極端に落ちたと感じることはありません。ただ、高校時代に体操をやっていて、舞台でバック転やバック宙をしていた頃のことを思い出すと、それはもうできないだろうな、と少し悔しい気持ちがあります。毎日少しずつ体力が落ちているのかもしれませんが、ガクッと変わった感じはありませんね。

――精神的な変化についてはいかがですか。

 50歳になる前に、「人生50年」という言葉を意識して少しナーバスになったことはありました。でも、それを特別乗り越えたという感覚ではなく、ただ時が流れていった感じですね。今は「70歳はただの途中経過」という感覚で、あまり深く考えずに過ごしています。

――SNSにも果敢に挑戦されています。

 チャレンジ精神というほどのものではなく、ちょっとやってみたかったというだけです。私はアナログ人間なので、新しいことに不慣れですが、この世界がどんどん進化していく中で、対応できなくなることが心配で、できることはやってみようという気持ちです。

――70歳を迎えて、生きることについての考え方は変わりましたか。

 若い頃は「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」とプレッシャー が多かったですが、年齢を重ねるうちにそれが削ぎ落とされてきました。ある意味、ネガティブに思えるかもしれませんが、今はやりたいことや、やるべきことが絞られてきて、生きるのが楽になりましたね。選択肢が広すぎた若い頃に比べると、今はすごく気楽に生きられている感じがします。

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