前人未到の「18冠」に輝いた「大谷翔平」は2025年も活躍できるか…シーズンを占う…初の両リーグMVP受賞者が「41歳まで現役生活」を送れた理由

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25年シーズンは二刀流で

 二刀流による体力の消耗によって打撃成績が落ちてくれば、打者優先の起用法にシフトされるだろう。大谷自身も「今がピーク」と言っており、今季は二刀流をどこまで続けられるかを決める重要なシーズンとなりそうだ。

 また、今オフの戦力補強で外野手の人員増を行わなかったことで、「大谷が外野守備に就くのではないか」と予想する向きもあるそうだ。故障者が続出した昨季中盤、デーブ・ロバーツ監督(52)も外野起用を何度か示唆している。こちらもメスを入れた右肘への負担から見送られたが、大谷本人はまんざらでもない雰囲気だったという。

「フランク・ロビンソンが常に人気者だった理由は、チームの勝利を最優先する選手だったからです。彼にとって特別な練習法はなく、野球に対し常に真剣に向き合ってきたから41歳まで現役を続けられたと言われています」(前出・現地記者)

 大谷は前出の「USA TODAY」のインタビューでこう語っている。

「みんなが支えてくれたことに感謝しています。自分がやっていることに変わりはありません。野球という競技に集中し、日々向上するよう努力し、フィールドに全力を注ぎ、ベストを尽くすつもりです。同時に野球の人気が高まり続け、様々な国で野球がさらに人気になることを願っています」

 真摯に野球に取り組む姿勢はフランク・ロビンソンと同じだ。25年シーズン、「投手・大谷」がどんな復帰を果たすのかに注目が集まりそうだ。

デイリー新潮編集部

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