「べらぼう」で“ダサい鬼平”を演じる「中村隼人」の魅力 舞台での「気絶」演技も絶品だった

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 ペリー荻野が出会った時代劇の100人。第29回は今年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK)で後に“鬼平”と恐れられる若き日の長谷川平蔵を演じる歌舞伎役者の中村隼人(31)だ。

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 1月5日から始まった大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。さまざまな文化が興隆した江戸時代中期、親も金もない身の上ながら知恵と度胸で江戸のメディア王となった蔦屋重三郎(横浜流星)の生涯を描く。

 蔦重は彼が育った吉原の人々をはじめ、喜多川歌麿(染谷将太)、葛飾北斎、謎の絵師・東洲斎写楽、さらには田沼意次(渡辺謙)、平賀源内(安田顕)など当時の有名人と出会う。...

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