YouTubeで「中森明菜」の虜に…平成生まれの「美人インフルエンサー」が語る昭和の魅力 “純喫茶”から“現職閣僚のヒット曲”まで
2025年は、昭和に換算するとちょうど100年目の節目の年となる。4月には大阪・関西万博の開催を控え、高度経済成長期やバブル期といった昭和に想いを馳せる機会も増えることとなりそうだが、インフルエンサーやアーティストとして活躍する阪田マリンも、若くして昭和の文化に心を奪われた一人だ。平成生まれの阪田が、なぜ昭和に引き込まれるのか? その思いに迫った(全2回のうち第2回)。
【総天然色】まるで昭和アイドルのような身振り手振りを披露しながら語る阪田マリンさんの愛くるしい姿
純喫茶のマッチやピンク電話も…
「自分の好きな昭和を仕事にできることがとにかく嬉しいです」
20世紀最後にあたる2000年(平成12年)生まれの阪田は、昭和のファッションを現代風に解釈した“ネオ昭和”の世界観をSNSで発信し、幅広い世代の支持を集めている。
今年11月には「プライベートでも足繁く通っている」という純喫茶をテーマにしたバスツアーも実施。NHKホール、東京タワー、銀座といった昭和のエンタメに縁の深いスポットを巡るバスの車内では、ハムカツサンドやプリン、ソーダフロートといった純喫茶でお馴染みのメニューが振る舞われ、バスガイドを務めた阪田は「東京をいろいろと回って勉強しながら、皆様と一緒に昭和にタイムスリップしたような気分になれて、とにかく楽しかったです」と、充実した表情で約2時間の行程を締め括った。
中学生2年生の時、母の実家でチェッカーズの「SONG FOR U.S.A」(1986年)のレコードに聴き惚れたことを機に昭和の魅力に没入していったという阪田は、やがてインターネットオークションやリサイクルショップなどを頻繁にチェックし、懐かしいアイテムを探すことが日課となった。
プライベートでも各地の喫茶店に出向き、「熱々の鉄板に盛られたスパゲティナポリタンにチーズをかけて食べるのがお気に入り」と話す阪田は、喫茶店でもらええるマッチをこよなく愛し、多数コレクションしている。「インターネットで7900円だった」というピンクの電話に加えて、「今度はジュークボックスを手に入れたい」とアイテム集めに意欲を見せるが……。阪田がこれまで手にした中で最も思い入れの強いアイテムが、元チェッカーズの鶴久政治氏が解散コンサート(1992年)で被っていたベレー帽だという。
[1/3ページ]