「チェッカーズ」「ホットロード」に憧れて…Z世代のインフルエンサー「阪田マリン」が明かす“昭和レトロ”にハマった理由
始球式に挑戦したい
1990年代初頭に「想い出の九十九里浜」(1991年)などをヒットさせ、紅白歌合戦にも出場した「Mi-Keのようなグループを作りたい」というプロデューサーの長戸大幸氏の思いもあり、昭和99年(2024年)9月9日にデジタルシングルの「青いたそがれの御堂筋」を発売。昭和の映画を模したPVや、昭和の歌謡曲のタイトルがちりばめられた歌詞が印象に残る楽曲に仕上げられている。
「当初の私は、正直言って歌にそこまでの自信を持っていたわけではありませんでした。どちらかと言えば『もっと上手にならないといけない……』という気持ちが強かったんですが、そのような私の姿を見た長戸さんは『そういう気持ちで歌ったらダメだ』と言ってくださって。『自分は歌が上手いと思って、自信を持って歌えばいいんだよ』と言って、背中を押してくださったことが嬉しかったですね」
年が明けた2025年は、昭和に換算するとちょうど100年目を迎えることとなり、阪田が掲げる“ネオ昭和”の世界にも、より多くの視線が注がれることになるだろう。
「せっかくこのような形で事務所に入れていただいたので、2025年は音楽活動により力を入れて頑張っていきたいと思っています。私が魅了された昭和のアイドルの皆さんはいつも決して笑顔を絶やしませんし、たった一人でステージに立っていても圧倒的な存在感や華やかさで、わたしたちを魅了してくれる。私も“ネオ昭和”のアーティストとして、皆さんのようなオーラを出せるように頑張らないといけないと感じています。そして来年の具体的な目標としては『ぜひ野球の始球式に挑戦したい』と思っているんです。始球式は昭和のアイドルが活躍してきたイベントですし、父は野球が好きなので、もし実現できたらきっと喜んでもらえるんじゃないかなと思っています」
7年目を迎えた令和のトレンドを席巻する、昭和100年を生きるZ世代の勇姿に注目したい。
第2回【YouTubeで「中森明菜」の虜に…平成生まれの「美人インフルエンサー」が語る昭和の魅力 “純喫茶”から“現職閣僚のヒット曲”まで】では、昭和100年の今年、阪田マリンさんが愛するあの昭和の名曲たちへの想いを語っている。