Number_i 元日の新曲リリースは不発 米音楽フェスの映像は“大幅カット” 描けぬ世界進出の見取り図
コメント欄は日本語ばかり
1年前の昨年元日にデビュー曲「GOAT」を電撃リリースして音楽業界を驚かせたNumber_i。同曲のYouTubeミュージックビデオの再生回数は現在1億回を突破する人気ぶりだ。この勢いで今年元日にも新曲をリリースし世界進出に拍車をかけるのでは、との期待が高まっていたが、リリースはなく代わりにデジタルシングル「GOD_i」の1月27日発売を告知した。
前出の音楽ライターがこう指摘する。
「海外進出を目標としているNumber_iですが、コーチェラ以降、海外進出の話題はほとんど聞こえてこないですね。平野が『ルイ・ヴィトン』のアンバサダーに起用されるなど個別の活躍はありますが、肝心のグループでの海外進出については具体的な見取り図が見えてこない状態です。
コーチェラで盛り上がった『GOAT』の歌唱も、実際はK-POPグループ・GOT7のメンバーである香港出身のジャクソン・ワンがサプライズ出演したため。1億回再生を超えた『GOAT』のコメント欄を見ると日本語ばかりですし、グーグルトレンドでYouTubeミュージックビデオの再生地域を調べるとほぼ日本だけでわずかに台湾というのが現実です。昨年、新しい学校のリーダーズが欧米とアジアを回るワールドツアーを大成功させ、第66回日本レコード大賞の特別国際音楽賞を受賞したのとは対照的ですね」
8月にリリースした「INZM（イナズマ）」のミュージックビデオが台湾で撮影されていたため台湾での公演が期待されていたが、その後の消息もとんと聞こえてこない。しかも、晴れの世界舞台となったコーチェラの映像が、ステージ部分が“カット”されるというあり得ない事態も起きていた。NHK関係者がこう明かす。
「『熱狂は世界を駆ける～J-POP新時代～』を配信のNHKプラスで視聴したところ、Number_iのメンバーが野外で同番組のインタビューに応じた後、突然画面が全面オレンジ色に変わり『この映像は配信しておりません』の文字が現れたのです。開始21分30秒から25分1秒まで視聴者は空白の時間を過ごすことになりました。
該当部分はコーチェラでのステージ本番シーン。著作権の問題なのか理由は不明ですが、Creepy Nutsや新しい学校のリーダーズのステージ場面はしっかり放送されていたのと比べるとガッカリでしかありません。NHKと事前にきちんと打ち合わせをしていればこんな見苦しい編集は防げたはずです」
折しも旧ジャニーズ事務所の後輩であるなにわ男子はグループ初となるアジアツアーを昨年末に台北で、1月にはソウルと香港で開催するなど世界へ躍り出た。後輩に先を越されたかっこうのNumber_i。今年こそ海外進出となるのだろうか。
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