秋篠宮さまが“衝撃のフレーズ”で政府を批判 「“一人の人間として娘を尊重してほしい”と望まれている」

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政府への痛烈な批判

“生身の人間”というフレーズと相まって、このご発言は大いに反響を呼び、

「12月12日の会見で西村泰彦宮内庁長官は、『その後、(秋篠宮)殿下と具体的に話したかどうかは差し控える』としながら、『仰ったことは心しておかなければならない』『十分にお話を伺う機会は、そうはなかったと反省している』などと述べたのです」(前出の記者)

 皇室をお支えする組織の長が“陳謝”するという異例の事態を招いたわけである。もっとも、秋篠宮家の事情を知る関係者によれば、

「殿下は日頃から、側近トップである吉田尚正・皇嗣職大夫とは密にコミュニケーションを取っておられます。その中で、今後の皇室制度に関する話題が出ることは珍しくなく、内容はもちろん、西村長官にも伝わっています」

 とのことで、

「今回のご発言は一見して宮内庁に苦言を呈された格好になっていますが、殿下は宮内庁が政府の一機関に過ぎないことは重々ご存知。ご発言の真意は、ご自身や佳子さまのお気持ちを把握しないまま協議を進めていく与野党の政治家、そして、その立法府から報告を受ける政府への“痛烈なご批判”に他なりません。新たな制度がつくられつつある裏で、当事者が抱く思いを世間に知ってほしいと考え、あえて“身内”たる宮内庁の名を挙げてアピールされたのです」(同)

宮内庁は“スケープゴート”

 皇室制度に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授も、

「政治的発言と捉えられかねないため、秋篠宮さまが政府自体を批判することはできません。その意味では、宮内庁は“スケープゴート”にされたともいえます」

 そう指摘する。肝心の与野党協議は目下、合意点が見いだせず足踏み状態にある。23年10月に就任以来、議論を主導してきた額賀福志郎衆院議長は、24年11月の特別国会で再任されている。本人に進捗状況を尋ねると、

「今は臨時国会中(12月24日閉会)だから、ちょっと勘弁してください」

 と言うのみ。先の関係者が続けて、

「殿下は、眞子さんと共に佳子さまにも『いずれは結婚して民間人となるのだから、その心積もりで』と、幼い頃から言い聞かせて育ててこられました。今回のご発言には『そうやって30まで育ててきて、今さら“残ってください”と言われても困ります』とのお嘆きがにじみ出ていました」

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