「キングメーカー麻生太郎氏」が今こそ“千載一遇のチャンス”と推す首相候補とは

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トランプ・昭恵氏面会にも

 ここ最近、肺炎で緊急入院とも報じられた自民党最高顧問の麻生太郎氏。84歳となった今も政界ににらみをきかせ、新たなリーダーを生み出し、その後ろ盾となるキングメーカーを自認しており、政局に向けた準備にも余念がないとされる。差し当たって首相候補に推薦する国会議員がいるのだという。

「犬猿の仲である石破茂首相(自民党総裁)から自民党最高顧問ポストを受けた麻生氏は自身なりに政権を支える姿勢を見せているようです。が、その一方で、今後政局を迎えた際の備えとして手を打っているフシも見受けられます」

 と、政治部デスク。

 例えば昨年12月に安倍晋三元首相の妻だった安倍昭恵氏がトランプ米次期大統領を面会した際に、麻生氏の側近である薗浦健太郎元衆議院議員が同席したと報じられた。麻生氏自身、昨年4月にトランプ氏のもとを訪ねている。

当てつけか揺さぶりか存在感の誇示か

 麻生氏の動きはトランプ氏との面会がままならない石破氏への当てつけとも見られているのだが……。

「当てつけと言うか揺さぶりと言うか存在感の誇示と言うか、麻生氏の動きに何かしらの目的があることは明白でしょう。本人は政局の準備のつもりだとうそぶくのかもしれませんが、永田町的には“キングメーカーが躍動している”といった表現になるでしょうか」(同)

 そんな麻生氏がここ最近、目をかけている国会議員がいるという。

「現在、役職停止中の国民民民主党の玉木雄一郎代表ですね。麻生氏は国民民主の榛葉幹事長と関係が深く、その流れもあって玉木氏を評価していると聞きました」(同)

 石破氏自身、大連立の可能性に言及したこともある。

「それはあくまでも石破氏自身が首相という立場なのだと思いますが、麻生氏の考えとしては、基盤が自公なのか自民だけなのかは別にして、国民民主を加えて過半数なり安定多数なりを取れるなら躊躇すべきではないということのようです」(同)

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