欧米の高級紙がトランプ氏を「ヒトラーの再来」と報じる理由…ウクライナ情勢は何が起きても不思議ではない『不確実性の時代』に突入

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『不確実性の時代』

 トランプ氏が大統領に返り咲いたアメリカは、さっそくウクライナの軍事支援を打ち切っても不思議ではない。

「ヨーロッパ各国にとり、トランプ氏が大統領に就任したアメリカは『何をしても不思議ではない、予測不能の国家』です。そんな中、唯一、具体的な対策が立てられるのは軍事費の増額だけでしょう。NATOは加盟国が投じる国防費目標の引き上げを検討しており、GDP2%の枠を3%に増額する案を協議する予定になっています。NATOは6月の首脳会談で合意を目指しており、ヨーロッパの高級紙も賛成の意思を示しています」(同・佐瀬氏)

 果たしてアメリカ抜きのヨーロッパだけで、ウクライナを守り切れるかどうかは専門家でも見通しは立たないという。

 アメリカの経済学者、ジョン・ガルブレイスは1978年に『不確実性の時代』を上梓し、日本でもベストセラーとなった。ウクライナ情勢も“不確実性の時代”を迎えるのは間違いないようだ。

デイリー新潮編集部

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