総理の座を射止めたとたん、なぜ“石破色”は消えたのか…先崎彰容氏が指摘する「箸の使い方」よりも石破総理に期待したい「国民のマインドを変える言葉」

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 船出から2か月、支持率が一向に回復の兆しを見せない石破新政権。38年の苦節を経て自民党総裁の席につくと、あの“石破節”は影を潜め、早くも首相の退陣を囁く声まで聞こえてくる始末。かくなる石破首相に、起死回生の一手はあるのか。思想史家の先崎彰容氏にきいた。

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 先の総選挙で、自民党と立憲民主党に代表される「保守vs革新」という二項対立は、もはや時代遅れになったことが明らかになりました。若者の関心は保革ではなく、「新旧」という遠近法になっている。...

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