「三途の川がはっきりと見えた」がんで余命宣告の「森永卓郎さん」…医療費「毎月120万円」の先に見据える「病は気から」の境地
「来年の桜は見られないかもしれませんよ」
末期がんで4ヵ月の「命」を告知された経済アナリストの森永卓郎氏(67)が、一縷ののぞみを託して治療を始めたのは2023年の12月27日だった。猛烈な副反応で激やせし、「三途の川」の川岸まで行ったと振り返る森永氏だが、それから1年を生き延びた。森永氏ご本人が、がんとの闘いの途中経過を報告する。
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「来年の桜は見られないかもしれませんよ」――。医師から余命4ヵ月の宣告を受けたのは、2023年11月のことだった。私(森永氏)は、にわかに信じられなかった。...