「“祝祭”としての選挙でも陰りが…」 「2025年問題」を前に創価学会、公明党はどこへ向かうのか 最強の「政治宗教」に見える限界

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 我が国で最大の新興宗教団体、創価学会が大きな岐路に立たされている。2023年に“永遠の師匠”池田大作名誉会長が死去し、24年の総選挙では公明党が大敗を喫したが、歴史や昨今の組織情勢をひもといていくと、この25年も大きな転機となり得る。『宗教と政治の戦後史 統一教会・日本会議・創価学会の研究』『創価学会 政治宗教の成功と隘路』などの著がある北海道大学教授・櫻井義秀氏が、「政治宗教」としての創価学会の今後を展望した。

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 政治宗教――。...

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