初詣で大賑わいだが…京都「八坂神社」でご利益が得られるのか 不安になる歴史的理由
明治になるまで名前も違った
八坂神社(京都市東山区)といえば、現在は日々外国人観光客でごった返し、正月は初詣客でさらに人があふれる、京都でも屈指の観光スポットとして知られる。地元では「祇園さん」と呼ばれ、実際、祇園祭(祇園会)の胴元だが、祇園の近くにあるから「祇園さん」と呼ばれる、という程度に思っている人も多いのではないだろうか。
主祭神は神話に登場する素戔嗚尊(スサノオノミコト)で、その后の櫛稲田姫命と、二人のあいだに生まれた御子も祀られていると聞けば、その信仰にも歴史と由緒があると思う人も多いのではないだろうか。...