肌を守るためがん手術を拒否する「全身刺青男」、和彫りの虎を背負う「アメリカ人女性」…「入れ墨は反社の証」という批判に愛好家が伝えたいこと

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 宮大工の祖父や父親の背中に彫られた刺青を見て育った熱海龍さん(64)は、10代から刺青を入れ始め、現在では耳まで刺青だらけて彫り師も認める「ほぼ日本一の全身刺青男」としてタトゥーイベント等で精力的な活動を展開している。【藤原良/作家・ノンフィクションライター】

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 幼少時代の熱海さんは、近所の子供たちのように一般的なおもちゃやテレビヒーローも大好きだったが、祖父の背中に彫られた刺青を見て子供心に「粋だな。カッコいいな」と感じたそうである。...

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