「藤井聡太七冠」再びの“タイトル独占”なるか 【2025年の将棋界展望】立ちはだかるのは“大器”“努力の鬼”“22歳の序列2位”
2025年の将棋界の大きな見どころは、まずは藤井聡太七冠(22歳)の八冠再チャレンジだろう。
24年6月。将棋界の八大タイトルを独占していた藤井は、叡王戦五番勝負で伊藤匠七段(22歳)に2勝3敗で敗退。八冠の一角を崩された。
藤井は以後のタイトル戦では防衛を続け、七冠を堅持して現在に至っている。依然、無敵にも近い強さだ。しかし藤井の八冠再達成は、決して容易なことではない。藤井の前に立ちはだかる棋士たちもまた、強敵揃いだ。今年前半のタイトル戦と、そのライバルたちについて詳述する。...