炎上議員に人気声優、「もう何度目?」の女優まで…不倫報道で2024年を振り返る
“不倫最強”女優
そんな中で“、不倫最強”を誇るのは斉藤由貴(58)だ。今年9月、自身の誕生日に彼女が向かったのは、とあるマンション。そしてそこに住んでいるのは7年前に不倫が発覚した医師だった。彼はその後、離婚したが、斉藤は結婚生活を継続。だがどうやら不倫も継続していたらしい。興味深いのは、この報道がされても世間がほとんど騒がなかったことだ。
斉藤由貴はそういう人……すでにそれが世間に定着したのかもしれない。斉藤の家族が騒ぎ立てないこともあって、「またか」で終わってしまった。若い頃、尾崎豊、川﨑麻世と不倫経験を積み、結婚後は家庭を重視していたものの、50代に入ってまた恋愛に没頭してきた彼女こそ、まさに最強の存在ではないだろうか。今さら、彼女が何をしてももう世間は驚かない。彼女から仕事を奪わず、ドラマやスクリーンで新たな役どころに挑戦してほしい、今度は実体験をどんなふうに役に生かすのか。観ているほうはそんな心境なのではないだろうか。
と思っていたら、なんと彼女、春ごろに離婚が成立していたという。9月の報道では、誕生日は彼と過ごしたあと、自宅に帰っていた。ということは、離婚しても自宅と彼の家を行ったり来たりしているようだ。夫が家を出ていったということだから、自宅では子どもたちと過ごしているのだろう。成人した子どもたちも、「もはやこの母はこういう人」と思っているのかもしれない。常に自分に率直なのが彼女のありようで、それが成立するところが「最強の女」である。
“元祖プレイボーイ”のすごさを改めて…
2024年も不倫ネタは尽きなかった。ところで不倫といえば、元祖プレイボーイ・火野正平氏(75)の訃報が突如、流れたのは11月だった。彼は31歳のとき結婚をしてふたりの子をもうけたが、その後、タレントや女優たちと次々に浮名を流した。愛人は9人とも10人とも言われたが、本人はワイドショーの芸能レポーターに囲まれても決して逃げることなく、飄々と受け答えをしていた。また、愛人たちもいっさい彼の悪口は言わなかった。そして最後まで一度も「離婚」することなく、40年以上にわたって事実婚の妻と娘たちと家族関係を築いていた。彼から“正妻”に離婚を要求したことはなかったのかもしれない。長年、同居の実態がないのだから、離婚を望めば成立したはずだ。だがそうしなかったのも彼の優しさなのだろう。これぞモテ男のお手本である。1度は愛し合った仲の相手に告発されているようでは、不倫をする資格はないのかもしれない。
[3/3ページ]