東京と福岡の“お屠蘇”は全く別ものだった…なぜ西日本では元旦に「みりんと屠蘇散の入った日本酒」を飲むのか

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 お正月にお酒を飲むという人は多いだろう。しかし伝統的な「お屠蘇」となると「口にしたことがない」というだけでなく、そもそも「お屠蘇を知らない」という若い世代も増えているようだ。地域差も大きな影響を与えており、50代の自営業者は「私は福岡県で生まれ育ちましたが、お正月の朝、つまり元旦には必ず家族でお屠蘇を飲んでいました」と言う。

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「上京して都内の大学に通い、卒業すると都内の会社に就職しました。結婚したのは40歳の時で、相手は“3代続く江戸っ子”という家の長女。...

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