「エヴァンゲリオン」をテーマに作詞15年…林原めぐみが「対ゴジラ」の新曲に込めた人生のヒント
現在放送中のTVアニメ『らんま1/2』で、35年ぶりに「女らんま」を演じる林原めぐみ。声優として不動の地位を築きながら、歌手としても長いキャリアを持ち、その活動は33年にわたる。12月18日にはニューシングル「Gathering」をリリースしたが、「みなさんの私生活にどこか寄り添う」ことを意識し作詞を手がける林原が本作に込めた想いとは。
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【画像】ニューシングルのカップリング『Children~はじまりの明日へ~』は「人生でいちばん作詞が難しかった」と語る林原さん
――今回のシングル「Gathering」に収録されている表題作は、パチンコ『エヴァンゲリオン』シリーズの最新機種『P ゴジラ対エヴァンゲリオン セカンドインパクト G』のテーマソングだそうですね。
林原:そうなんです。私がパチンコ『エヴァンゲリオン』シリーズのテーマ曲を担当するようになってから、あっという間に15年くらい経ちました。「集結の園へ」(2009年)、「集結の運命」(10年)、「集結の果てに」「集結の時 ~Territory~」(22年)……。私は勝手に”集結”シリーズと呼んでいるのですが、庵野(秀明)さんが作った『エヴァンゲリオン』とは別の、パチンコ『エヴァンゲリオン』の世界観を支える役割を担っているとは思います。
昨年12月にリリースした「終結の槍/終結のはじまり」は、「終」の字を使っていることからも感じていただけると思うんですが、これまでの“集結”シリーズの完結作のつもりで書いたんです。私の中では前作で落としどころをつけてしまっていて、そこからどうやってもう一度”シュウケツ”させようかと……。タイトルは外国語も視野に入れ調べていく中で、英語の”Gathering”に行き当たりました。gatheringって「集まったもの」っていう意味だし、ゴジラの「G」から始まる言葉なので、遊技機のイメージに近づけるかなと。こんな経緯でタイトルが決まりました。
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