美術品コレクターの「キャバレー王」はなぜわざと“贋作”を購入していたのか 素人が贋作を掴まされない方法とは

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 2024年に美術界の話題をさらったのは徳島と高知の県立美術館で贋作と疑われる作品が見つかったことだった。しかし、昔から美術には贋作がつきもの。近年、アートマーケットが盛り上がる中で、贋作トラブルも起きている。素人が偽物を掴まされないために はどんな対策があり得るのか。その傾向と対策をご紹介する。【小川敦生/多摩美術大学教授】
(前後編の後編)

 贋作であっても、例えば、日本で絶大な人気を誇るフェルメールのような作家の作品にギャラリーや美術品オークションで出会って買おうと思える 機会は相当な富裕層でなければないだろう。...

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