「富士山大噴火」で“東京ドーム約800杯”分の火山灰…噴火の衝撃以上に「二次災害」が江戸時代の人々を苦しめ続けた理由
第1回【前兆は2度の「M8級大地震」だった…歴史上“最新”の「富士山大噴火」の地獄絵図 「黒雲が空一面を覆い、蹴鞠ほどの火山岩が降り注いだ」】からのつづき
かつては「休火山」とされていた富士山だが、1979年に「死火山」だったはずの木曽御嶽山が噴火したことを受け、現在は噴火の可能性がある「活火山」である。歴史上最後の噴火は1707(宝永4)年11月23日(新暦12月16日)の「宝永大噴火」。大地震が起こるたびに富士山噴火が注目される理由は、かつても先に“予兆”の大地震が発生していたからだ。...