前兆は2度の「M8級大地震」だった…歴史上“最新”の「富士山大噴火」の地獄絵図 「黒雲が空一面を覆い、蹴鞠ほどの火山岩が降り注いだ」

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 かつて「富士山は休火山」と聞いた世代も多いだろう。だが、1979年に「死火山」とされていた木曽御嶽山が噴火。現在は「休火山」「死火山」という言葉自体が使われていない。加えて、富士山の地下で低周波地震が観測されるなど、現在は噴火の可能性を秘めた「活火山」とされている。

 富士山が噴火する可能性は大地震発生のたびに注目される。歴史上最後の噴火は317年前、1707(宝永4)年の「宝永大噴火」だ。発生日の11月23日は新暦で12月16日。先に“予兆”のような大地震が2度発生していたというこの大噴火を、当時の文献や専門家の解説をもとに振り返る。...

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