玉木「国民民主党」にイラ立つ石破「自民党」…それでも悪者と化したラスボス「宮沢洋一」を交代させられないワケ
宮沢税調会長の不機嫌の理由
年収「103万円の壁」の協議をめぐり、クリスマスイブの12月24日、自公国の税調会長による会談が行われず、波紋を呼んでいる。この件について国民民主党の玉木雄一郎衆院議員はXで、
〈本日予定されていた自民党、公明党、国民民主党による「103万円の壁」の協議が、自民党の宮沢洋一税調会長の日程が合わなかったため、見送りとなりました。
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この協議以上に重要な日程があるのでしょうか。国民の手取りを増やす協議を軽視しているのではないでしょうか。
また、一部で報道されている「140万円の副案」なるものが与党側にあるなら、もったいぶらずに示していただきたいと思います。真摯に協議に応じますので。〉
と投稿した。
政治部デスクが解説する。
「自公間ですでに決定した与党税制大綱では、『年収の壁』について123万円に引き上げるとしています。しかし、178万円という数字にこだわる国民民主党側との溝は深く、税調会長の間で引き続き協議が行われる予定でした。しかし、24日の協議が行われなかったことで、この問題がどう決着するか、不透明な状況となっています」
この間、不誠実な対応に終始しているように映る宮沢氏への批判が高まっている。
「国民民主の古川元久税調会長が17日の協議を“やる気がないと判断せざるをえない”として10分ほどで打ち切り、交渉が暗礁に乗り上げました。しかしその3日後、幹事長間で“協議を継続する”と合意を取り直していることで宮沢さんは相当に不機嫌になっています。頭越しで交渉が行われることに我慢がならないのでしょう。しかも、古川さんからは年収の壁を引き上げることによる減収分の財源について代案が出てこない。宮沢さんからすると古川さんの考えが全くわからない、というところなのでしょう」(政治部デスク、以下同)
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