57歳おじさん消費経済アナリストの「2024年“誰得ベストバイ”」7つを発表します
2つ目は"ガジェット系ウェアラブル"
OWNDAYS × HUAWEI Eyewear 2(度付き) 税込3万7800円
イヤホンのようにスマホの音楽や動画、そして通話に対応するメガネです。
このメガネは使っていると驚かれる事も多いです。道端で電話をしている時などは耳が何もふさがれていないので、独り言を話しているように見られ、周囲から怪訝な顔をされる弱点があります。ただしすごく快適です。試しに使わせたら知り合い4名が買っていました。
購入を後押ししたのはAirPodsを2回無くしたことです。1回はどこかへ行ってしまいもう1回は耳から外れて駅のホームから線路に落下していきました。
「イヤホン付きメガネ」というかなりシンプルな機能ですが、日本の家電にありがちな使わない機能が盛り沢山よりもかえって良いかなと思っています。このように機能に優先順位をつけて搭載の有無を決める設計は、日本の車や家電などの復活の肝になるのではと考えています。
鞄もそうですが、1年の大半は仕事をしている立場だと、毎日使うものの選択は重要だと感じました。失敗はiPhone16Proです。筆者はパソコンを持っていなくて、ほぼiPhoneで仕事をしているので、何も考えず新作のiPhone16Proに買い替えましたが、カメラが綺麗に写せるのとシャッターボタンが付いて便利だなと思うだけで、使いこなせていません。次のシリーズが発売になるまでにはなんとかしたいと思っています。
3つ目と4つ目は、"儚い期間限定"
セブン-イレブン 宮崎名物じゃりパン 税抜128円
ウェンデーズ・ファーストキッチン 本気(ガチ)黒トリュフの濃厚ホワイトクリームソース生パスタ 税込1120円
パンにはさまれたクリームとグラニュー糖のじゃりじゃりという食感が他にはない昭和を感じるじゃりパンは、都合6回食べましたが、自宅最寄りの店舗からは姿を消してしまいました。黒トリュフパスタは少しランチ的には高い価格ですが、黒トリュフのパスタを普通に外食で食べると、セットで3000円か6000円程度することを考えるとアリでは。美味しくてすでに4回食べてます(12月23日現在)。
じゃりパンは、宮崎県宮崎市にあるミカエル堂が発案したというパンで、宮崎のソウルフードです。こうした地域の歴史ある売れ筋商品を、セブンの47都道府県の店舗網で日本全国民が食べられるようになるのは、コンビニならではの素晴らしい試みでしょう。この商品と関係ないかもしれませんが、セブンは地域の優れた原材料を地元で使用する「地産地消」の取り組みとして地域フェアを展開するなど「地域性」を推しているのも良いですね。
ウェンディーズ・ファーストキッチンのパスタは、平成デフレで磨いた「美味しいメニューを低価格で売る」スキルを高級食材まで応用した、今の消費の二極化にうまく対応した逸品だと思います。インバウンド客に気づかれたら凄い売上になる可能性も秘めていそうで、早く食べないと店頭から無くなってしまうかもという“急ぎ購買欲”も勝手に感じて食べています。じゃりパンもそうですが身近な外食やコンビニでは、宝探し的な面白さもあり、購買の醍醐味かもしれません。
一方で、限定品もヒットすれば定番化する可能性があります。好きな限定品は買い支えて、 SNSで拡散させて売上を後押しする“推し活”を是非みなさんもしてはいかがでしょう。
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