「うちの夫はバカ」 尹大統領の“美魔女妻”が語っていた本当の夫婦関係 「大統領専用機に友人を乗せたり、どちらが大統領か分からない」

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 弾劾訴追案の可決で罷免の危機にある韓国・尹錫悦(ユンソンニョル)大統領(64)だが、同様に窮地に立つのが金建希(キムゴンヒ)夫人(52)だ。浮上する数々の疑惑に捜査の手が迫るなか、驚くべき夫婦関係の内実も暴かれ始めている。

 韓国の憲法裁判所は今月16日、尹大統領の弾劾審判に向けた裁判官会議を開催。初回の弁論準備手続きを27日に行うと発表した。

 今後、180日をかけて罷免の是非が検討されるが、「最優先で審理する」と憲法裁が表明したことで、審判結果は2~3カ月で出ると予想されている。

検察が“夫人を守る盾”に

 文字通り、瀬戸際に立たされた尹氏と共に現在、韓国メディアの関心を集めるのが金夫人の動向だ。

「金氏の疑惑を特別捜査する『金建希女史特検法』が12日に国会を通過しましたが、同法の通過はこれで4度目。過去3度は尹氏が拒否権を行使したため廃案となった経緯があり、弾劾案可決によって尹氏の大統領権限は停止され、拒否権行使はできなくなりました」(全国紙外信部記者)

 金氏に浮上している疑惑とは、株価操作への関与や高級ブランドバッグ収受による請託禁止法違反、与党の公認候補選びへの不当介入、高速道路の路線計画を親族が持つ土地近くに変更したものなど、実に15に上るという。

 ジャーナリストの宋允復氏が話す。

「金夫人への嫌疑は、同時に尹大統領の不正をほのめかすものでもあります。株価操作や高級バッグ収受について、これまで検察は捜査はしたもののいずれも不起訴にしています。検事総長だった尹氏によって検察が“夫人を守る盾”となり、大統領夫妻が自分たちに都合の良いように国家権力を乱用していると長らく指摘されていました」

 韓国検察は職権乱用や内乱罪の疑いで尹氏を捜査中だが、2度にわたる出頭要請に尹氏は応じていない。そのため近く強制捜査に着手するとささやかれており、そうなれば金氏の疑惑にもメスが入るとみられている。

何もできないバカ扱い

 尹氏と金夫人は2012年に結婚。なれ初めについて、「コリア・レポート」編集長の辺真一氏が解説する。

「出会いはお見合いですが、2年間の交際期間中、デート代などの面倒を見たのは金氏のほうでした。というのも、当時、尹氏の資産が200万円程度だったのに対し、株で儲けた金氏は数億円の資産を有していた。実際、大統領になってからの資産公開でも、金氏の資産は尹大統領の約7倍ありました。だから尹氏は夫人に頭が上がらず、一方の金氏は“タイプじゃなかったけど結婚してあげた”という意識が強い」

 また結婚の決め手になったのが、金氏が心酔していた占い師からのアドバイスだったことも、韓国国内では広く知られているという。

「求婚に際し、尹氏が“私が一生、あなたのために料理を作る”と言った逸話も有名です。大統領就任前、金氏は“内助の功で夫を支える”や“ファーストレディーでなく、大統領配偶者の呼称がいい”など控え目な発言を重ね、国民から人気を博しました。ところが夫が大統領になるや、大統領専用機に友人を乗せたり、外遊先でショッピングを楽しんだりと、どちらが大統領か分からない振る舞いを見せ始めたのです」(同)

 昨年には東亜日報記者と交わした会話が暴露され、

「うちの夫はバカだ。私が面倒を見てあげないと何もできない。バカでも言うことを聞くから一緒にいる」

 と尹氏をコキ下ろした発言が、最近になってSNSで蒸し返されているという。

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