「愛妻と愛犬、宝物に見守られ…」 小倉智昭さんの最期と、5万点のコレクションの行方は
「愛妻と愛犬、コレクションに見守られ……」
そんな状況を見かねた妻のさゆりさんが〈中野のビルを借り続けるのはやっぱりやめよう〉と小倉さんに助言したと、前出『本音』で明かされている。
「自宅の一部をコレクションスペースに活用することを提案したのもさゆりさんでした。代わりに高齢の実母の介護も兼ねて彼女は実家へと移り、週に3回、小倉さんの暮らす自宅へ通う生活が始まりました」(前出のゴルフ仲間)
自分が行けない日に備えて食事を作り置きするなど、別居後も夫を支え続けたというさゆりさん。
「かわいがっていた愛犬は闘病中の小倉さんが世話をするのは難しく、彼女が引き取ったそうです。さゆりさんが来ない日は独りきりになるため、すこし寂し気ではありましたが、最期は愛妻と愛犬、コレクションに見守られて亡くなり、幸せだったと思います」(同)
都内にある自宅を訪れ、さゆりさんにコレクションの行方について尋ねると、
「これから決めていきます」
と答えた。膨大な収集品には小倉さんの人生が詰まっているが、どこに行き着こうと、思い出が消えることはない。