「死んだらどうなるの?」末期がんの母に応えられなかった後悔――いまだに「葬れない」と感じてしまう「娘側の本音」とは【秋吉久美子×下重暁子】
看取ってから何十年もたつのに、いまだ「母と訣別(けつべつ)できていない」と語るのは、女優・秋吉久美子さん(70歳)と、作家・下重暁子さん(88歳)だ。このたび、昭和の時代から第一線で活躍してきた二人が「家族」について語り合う『母を葬(おく)る』(新潮新書)が刊行された。
「母が本当に死ぬのは、自分が死ぬ時」――、彼女たちがこのように語る真意とは。(以下「週刊新潮」11月28日号より転載)【全3回の第3回(第1回/第2回/第3回)】
***...