ドイツで「シェルター計画」と「新たな兵役モデル」 「2年連続マイナス成長」深刻な不景気への特効薬は軍拡なのか
連立政権に引導を渡した経済低迷
ドイツのシュタインマイヤー大統領は12月20日、ショルツ首相が信任投票の否決を受けて提案した独連邦議会(下院)の解散を、27日に正式決定すると表明した。これにより、来年2月23日の総選挙がほぼ確定した。
16日に行われたショルツ首相の信任投票は、信任207、不信任394、棄権116で否決された。信任投票は2005年のシュレーダー政権以来19年ぶり6度目、不信任は4度目だ。
予算協議を巡る対立により、11月に自由民主党(FDP)が連立から離脱したことで、ショルツ政権は社会民主党(SPD)と緑の党の少数与党に転落した。...