「茨城県警にはノウハウが乏しい」「過去には大学構内で殺人も」 悠仁さまの警備はどうなる? 「大学に近くにお住まいになった方が」

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「一軒家やマンションを借り上げるプランも」

 これには先の関係者も、

「まずは初年度の時間割が確定した時点で、ご自宅からの通学については再検討せざるを得ないでしょう。新生活のリズムが安定したのを見計らって、例えば夏休みを機に、現地で“拠点”となる一軒家やマンションを借り上げ、実験やサークルで遅くなる曜日だけその家でお暮らしになるといった案が、現実味を帯びてくると思われます」

 8年前には、登山に向かわれる最中の悠仁さまと紀子妃を乗せたワゴン車が、あろうことか渋滞中の中央自動車道で追突事故を起こしている。長距離かつ長時間ともなれば、運転リスクも決して侮れないのだ。

越境警備で茨城までカバー

 さらには、より深刻な懸念も持ち上がっているという。

「大学への行き帰りやキャンパスでの警護は、皇宮警察の側衛官をはじめ、おもに警視庁の警備部警衛課と茨城県警とで担うことになります」

 とは、さる警察庁関係者である。

「常磐道は埼玉と千葉も通っており、通常であれば悠仁さまのお車の後続車両は警視庁から埼玉、千葉と各県警が中継し、最後は茨城県警に引き継ぐわけですが、1日だけならまだしも、このリレーを毎日繰り返すのは大変な作業。そのため実際には、ご出発時に付く警視庁が、そのまま越境警護で茨城までカバーすることになるとみられます。そして、大学の最寄りの高速出口を降りたところで茨城県警にバトンタッチとなるはずです」

「茨城県警にはノウハウが乏しくて……」

 ところが、

「これまで茨城県警は皇室警護の機会がほとんどなく、皇宮警察との連携にも不安があります。本来ならばキャンパス内では、歩かれる悠仁さまから最も近い位置に皇宮の側衛官、その後ろに茨城県警が付くというパターンで、教室に入られてからは側衛官が傍で見守り、県警はしかるべきタイミングで離脱しつつ、すぐに駆け付けられる距離で待機という形が想定されます。ですが、いかんせん茨城県警にはノウハウが乏しくて……」

 そこで、以下のようなプランも浮上しているというのだ。

「警護体制のグランドデザインを描くのは警察庁の警備2課ですが、現状では、筑波大の承諾を得て構内に『待機所』を設け、皇宮警察と茨城県警にプラスして、ノウハウが豊富な警視庁の警衛課も加わって異例の“三者合同警護”で臨むという案も検討されています」

「大学のお近くにお住まいになった方が」

 当の茨城県警に尋ねると、

「コメントは差し控えさせていただきます」(警備部警備課)

 と言うのみ。筑波大では1991年、反イスラムとみなされた『悪魔の詩』を翻訳した助教授が構内で殺害され、未解決のまま時効が成立。また2019年には、お茶の水女子大附属中1年生だった悠仁さまの机に刃物が置かれる事件も起きている。皇室解説者の山下晋司氏が言う。

「悠仁親王殿下のご進学においてもっとも大事なことは、静かな環境で学びたい研究ができるかどうかです。その上で、できるだけご負担を軽くし、充実した学生生活を送っていただくためには、大学のお近くにお住まいになった方がよろしいのではないかと思います」

 果たして、学園都市での新生活はいかが相成るだろうか。

 前編【悠仁さまの筑波大進学に現職教員は「どう接すればよいのか戸惑っている」 学生が明かす過酷な研究生活「一晩中測定があるので、泊まり込みも」】では、現職教員が明かした戸惑いの声や、現役学生に聞いた“過酷な研究生活”について報じている。

週刊新潮 2024年12月26日号掲載

特集「名門 筑波大進学 悠仁さまが直面する過酷さを極める4年間」より

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