「黒澤明の野郎、バズーカ砲で…」大物監督に激怒した「三船敏郎」 盟友・宝田明さんが明かした“世界的スターの孤独”
1997年12月24日、「世界のミフネ」と呼ばれた世界的スターの三船敏郎さんが死去した。享年77。彼の名声を高からしめたのが、その翌年の9月6日に死去した黒澤明監督(享年88)の作品であることは論を俟たない。
「醉いどれ天使」(1948年)を皮切りに、「世界のクロサワ」とタッグを組んだ作品は16本。中でも「羅生門」(1950年)、「七人の侍」(1954年)、「隠し砦の三悪人」(1958年)、「用心棒」(1961年)などは、海外映画祭でも高く評価された。だが、最後は1965年の「赤ひげ」と、タッグの終了は少々早い。...