石破首相はなぜ「ウケない」「新味のない」政策を唱え続けるのか 日本消滅の危機とは
新味がないと批判され
「ぶれた」との批判を浴びることが多い石破茂首相だが、この十数年、一貫して訴えており、首相就任後も最優先の政策として掲げているのは「地方創生」である。
もっとも、この政策のウケは良くない。どうしても過去のバラマキの光景が脳裏に浮かぶ人が多いからだ。中央から降って来た大金の使い道に困った地方が建てたムダな建物、ナゾのオブジェなどなど。
その点は政治部記者を抱える新聞も同様で、地方創生への冷ややかな見方を示す記事も珍しくない。
「『石破カラー』なお不明瞭 外交・地方創生…新鮮味乏しく 所信表明演説」という見出しを掲げたのは11月30日の朝日新聞。...