「巨乳の母に感謝しかありません」 嫌で嫌で仕方がなかった自分の胸を“ポジティブ”に考えるように

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大原がおりインタビュー第6回

 今年で48歳になったタレントの大原がおり。所属していた芸能事務所が破産するも、精力的に活動している。人生の折り返し地点を迎えた今、大原は何を考えるのか。いつまでもポジティブに生きるヒントなどを聞いた。(全6回の第6回)

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――若い頃はどのような感じでしたか。

 芸能界では最初、胸が大きい人として覚えてもらったかと思うんですが、昔から 胸が大きくて、それが嫌で嫌でしょうがなかったんです。古着が好きだったんですが、胸が大きすぎて着こなせなかったです。洋服も可愛いのが入らなくて……。

――そうだったんですね。

 試着室とかでは、「なんでお前は、でしゃばってくるんだよ」みたいな感じで、自分の大きすぎる胸を殴っていました。大きくなったのは高校1年生の頃です。

――その後、どうなったのでしょう。

 高校2年生の頃には、さらに胸が大きくなって、もう嫌で嫌で。女子中、女子高でまわりは女子だけだったんですが、運動する時に「大原、めっちゃ、胸、揺れてる」と言われたりしました。

――それは嫌になりますね。

 電車に乗っていても、胸って思った以上に隠せないんです。特に夏とか。しかも、あの頃は「ピタT」とか「へそ出しルック」が流行っていて、それを着ると、もう「ザ・胸」みたいになってしまって……。歩いているだけで、揺れるのでジロジロ見られました。

――目立ちますね。

 普通に歩いていても、いつも見られたりしている感じはありましたね。男性の目線って、すっごいよくわかるんですよ。男性は見ていないふりしていても、キョロキョロしているのでよくわかる。すれ違いざまに胸を見られることもしょっちゅうでした。

――なるほど。

 あと、いきなり胸を揉まれたこともありました。渋谷のセンター街を歩いていたら、「大原かおりだ。握手してください」って2人組の男性が来たんです。1人の人と握手していたら、もう1人の人がぎゅっと鷲掴みにしてきました。その後は「逃げろ」とか言ってゲラゲラ笑いながら、どこかに行ってしまいました。今、考えると、犯罪ですよね。

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