「会社が倒産することになってしまった」 事務所社長から突然の衝撃電話 48歳タレントが明かした“予兆”
「笑いのネタに」
――そう感じたのはなぜですか。
みんながそんなに稼働していないのに、家賃が高そうだし……。私もビジネスをやっているので、これだけタレントを抱えてやっていけるのかな、という感じはありました。
――会社からは給料の話とかはあったのでしょうか。
そうした話はなかったですね。私は固定ではなく歩合でお給料をいただいていたので、ほとんど影響はなかったです。
――やはり、落ち込みましたか。
いえ、もうしょうがないという気持ちでプラスに変えました。別に笑い話のネタになれば、いいかなぐらいの感じでした。
――ご家族は何かおっしゃっていましたか。
突然、裁判所から実家に書類が届き、受け取った母が「怖くて(封書を)開けられない」と言っていて連絡が来ました。どうやら、私が何かやらかしてしまったと思ったようです。開けてみると、事務所が倒産しましたという通知でした。
――事務所の最後はどのような感じだったのでしょうか。
最後の最後まで残っていたマネージャーさんや経理の方が、自分のお給料がもらえないことはわかった上で、頑張って事務処理をしてくれていました。普通だったら、お金がもらえないとなると、すぐに辞めてしまうと思うのですが、最後まできれいに終わらせようとしてくれていました。スタッフさんは心温かく優しい方ばかりでした。
――同じ事務所のタレントさんとは連絡を取り合っていましたか。
吉木りさちゃんとは、頻繁にやり取りしていましたね。長年所属していた杉原杏璃ちゃんとも、「(事務所は)どこ、いくの?」などと情報交換はしていました。みんな、仲良かったんですよ。事務所が次の引受先の事務所を見つけてくれたので、大体の子はその事務所に所属させてもらっていました。
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