“素肌”のぞく大胆ドレス姿で…「吉岡里帆」「石原さとみ」が魅せた舞台の上 声震わせ語った思いとは

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

思わずこぼした涙

 助演女優賞に選ばれた吉岡里帆(31)は、背中がざっくりと開いたドレス姿で登場。受賞のあいさつを前に、共演者やスタッフたちと円卓を囲んで和気あいあいとしたひとときを過ごした。

 主演の横浜流星と並んでの受賞となった作品「正体」では、横浜演じる死刑囚をかくまうシリアスな役どころを演じた。舞台に上がって作品に懸けた思いを語り始めると、会場の空気はピンと張り詰めた。

「私はいつも自分の居場所、役割を模索していました。どうしたら役者としていられるんだろう」

 それは下積みが長かった吉岡ならではの思いだろう。

「正体」では、「一筋の光が見えるような体験を何度もした」と語り、そして共演者やスタッフへ感謝を伝え始めると、声を詰まらせ、こぼれた涙を指で拭った。

 ネットドラマ全盛の昨今、年末年始は映画館に足を運んでみるのもいいのではないか。

撮影・本田武士

週刊新潮 2024年12月26日号掲載

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。