日本画の最高峰「院展」元理事が告発「理事会に“盗作作家”の濡れ衣を着せられた」「偶然構図が似ただけなのに」

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「日展」と並び日本画最高峰の展覧会として知られる「院展」(日本美術院展)で穏やかならぬ騒動が起きている。昨年“盗作疑惑”をかけられ理事会から処分を受けた画家が処分を不服として裁判を起こしたのだ。いったいどちらの言い分が正しいのかーー?(前後編の前編)

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「本当に覚えてもいない絵だったのです。20年以上前に一度だけ審査した絵ですから…。それにたまたま構図が似てしまっただけで、理事会は私の言い分をきちんと聞きもしないまま事実上の“有罪”となる処分を下した。...

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