「超ミニスカはもう無理」…「ドクターX」完結で49歳「米倉涼子」が次にシリーズ化を狙う「社会派ドラマ」とは

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 12月6日に封切られた映画「劇場版ドクターX FINAL」が10日間で観客動員100万人突破、興収13億円超え(興行通信社調べ)と順調なスタートを切った。名台詞「私、失敗しないので」の見納めに加え、今年10月に亡くなった西田敏行さんの遺作とあって、最終的には興収30億円越えを狙えると報じたメディアも。だが、主演の米倉涼子(49)は早くも次のステージを見据えているという。

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 テレビ朝日開局65周年記念と銘打たれているだけに、その宣伝は凄まじかった。

 11月1日放送の「ニッポンめしあがれ」に米倉はじめ“ドクターY”こと勝村政信(61)、鈴木浩介(50)の3人がゲスト出演したのを皮切りに、「有働Times」「ザワつく!金曜日」「くりぃむクイズ ミラクル9」「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」などなど、出演者たちは数々のテレ朝の番組に出演した。中でも「徹子の部屋」は12月3日から6日の4日間、「ドクターX」の貸し切り状態に。もちろん公開初日となる6日のゲストは米倉だった。民放プロデューサーは言う。

「12年前にレギュラー放送がスタートし、第7シリーズまで放送された人気ドラマ。米倉が演じる大門未知子は勤務医でも開業医でもないフリーランスの医師で、医師免許を必要としない雑用は一切『いたしません!』と突っぱねるも、外科医としての腕は確かで、『私、失敗しないので』はまるで水戸黄門の印籠のよう。劇場版でもその路線はしっかり受け継がれています。もっとも、医師免許を剥奪されてもおかしくない『ブラック・ジャック』のような手術が行われ、その後の展開が描かれていない部分もあって、正直、ツッコミどころは少なくない。だとしても、ファンの評価は概ね上々のようです」

 宣伝の甲斐もあったというものだ。

「未知子のままではいられない」

「米倉は2020年3月、27年間も所属していた事務所から独立し、経営者の顔も持っています。『劇場版ドクターX FINAL』の製作委員会には彼女の事務所がテレ朝に次いで2番目に入っていますから、黒字なら彼女も潤う。経営者としてもホッとしているでしょう」

 もっとも、女優・米倉はすでに別の方向を見ているという。

「そもそも第7シリーズが3年前に放送されたのを最後に『ドクターX』の新作が撮られなかったのは、彼女が首を縦に振らなかったからと言われています。あまりに長く続けることで自らのイメージや役柄が固定化されるのを嫌ったのでしょう」

 米倉が難病の脳脊髄液減少症と戦っているせいもあるのだろう。

「それと年齢ですね」

 米倉はインタビューにこう答えている。

《「高いヒールを履いて超ミニスカートで闊歩するのが難しくなった。手術野もぼけて見えづらい。私は人形じゃない。周囲が求める未知子のままではいられない。『かっこいい』と言ってもらえるうちに区切りをつけたほうが、かっこいい」》(産経新聞:12月6日)

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