「権力はもっと残酷に使うべき」発言も… 日本を敵視する危険な政治家が韓国大統領に就任する可能性が

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「自分の意に染まない裁判官を辞めさせることができる」

 実は、当の李氏は現在、公職選挙法や背任、外為法違反などの罪に問われ複数の刑事裁判を抱えている。さる11月15日には、公選法違反(虚偽発言)事件の一審で懲役一年執行猶予2年の判決が下ったばかりだ。

「高裁を経て、最高裁の判決が来年前半にも確定する見通しですが、一審判決のとおりであれば被選挙権が10年間、剥奪されます。大統領選にも出馬できなくなるため、共に民主党としては、その前に一刻も早く政権交代を実現させる必要があるのです」(前出記者)

 そうした危険人物に、あろうことか塩を送ってしまったのが尹大統領だった。『悪韓論』の著者である評論家の室谷克実氏は、

「大統領に就任すると在任期間中だけ公判が延期になるのか、あるいは裁判そのものがなくなるのかは、いろいろな学説があって判然としません。ですが、少なくとも大統領になれば、自分の意に染まない裁判官を辞めさせ、従順な人間と入れ替えることが可能です。だから李氏は、今後も必死で弾劾を成立させようとするでしょう」

「権力はもっと残酷に使うべき」という発言も

 大統領制とは恐るべきシステムである、とあらためて思い知らされる次第だ。在韓ジャーナリストの金敬哲氏が言う。

「李氏は、大学在学中に司法試験に合格し、“人権派弁護士”として労働問題などに取り組んできた一方で、文政権時代には『権力はもっと残酷に使うべきだ』などと発言して国民を震撼(しんかん)させました。彼が就任したら、過激な政策が飛び出してくるのは容易に想像できます」

 これが“韓国のリベラル”の実態である。

 関連記事【経歴詐称に株価操作への関与… 韓国大統領の“美魔女”夫人を守ろうとした尹大統領 「懲りない夫人を“放し飼い”」】では、今回の戒厳令のきっかけの一つである、尹大統領の“美魔女”夫人が起こした数々のスキャンダルについて、改めて紹介している。

週刊新潮 2024年12月19日号掲載

特集「大混乱! 韓国『戒厳令』ショック」より

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